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裸のランチ

ウィリアム・バロウズ「裸のランチ」
いまさらながら読了。
なかなかに読みづらい本だけど、
かなり面白かった。
麻薬中毒者の手記。

バロウズの経験に基づいていると言われているが、
どこまでが経験談で、どこまでがフィクションなのかは
判然としない。

コラージュの技法により、
文脈、時に文法さえも無視した文章で、
麻薬中毒者の精神的世界を描く。

その悪夢的な支離滅裂さは、
麻薬中毒者ならでは、と思わせるが、
ではただ滅茶苦茶をやっているだけか、というと
決してそんな事は無く、
一方では、麻薬中毒者にこんなまとまった文章が書けるのか、とも思う。
そのあたりの作者のさじ加減は、今回ツボに来た。
ま、古い作品だけど。

あまり面白かったので、バロウズの
書簡集と「ソフトマシーン」も買う。
とりあえず書簡集読む。
面白い。
「裸のランチ」の原型がすでにある。
もっとも、そういった手紙を選んだんだろうが。

さて、書簡集は資料なのか著作なのか。

俺としては、文章はその本来の目的を離れたとき、
すべてフィクションになりうると思っている。

それが例え
手紙だろうが日記だろうが、
ニュース原稿だろうが憲法の前文だろうが、
あるいは近所のラーメン屋のメニューであろうがだ。

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